

発達障害のパートナーや家族を持った人が体験する不安感やイライラ、抑うつが強くなっていく状態をいいます。元々は、神話のエピソードがもとになっており、パートナーに気持ちが伝わらない辛さを表しているようです。もし、このような症状で困っている方がいらしたら、ご自身の心にとって、パートナーや家族がどういう意味を持つのか、一緒に考えていくかもしれません。
子どもをかわいいと思えない自分はおかしいですか?
この問題について、悩んでいる方は多いのではないかと思います。
母親は子どもをかわいいと思うのが母性だろう、愛情だろうと思うのが当然だと思っている人が多いだろうし、私自身も以前はそのように思っていました。
でも、実は、かわいいと思うだけではなくて、憎いとか、苦しいとかもっと言葉にできない感情でいっぱいで、複雑なのが愛情なのだろうと、いろいろな方にお会いしたり、自分自身も経験する中で知れば知るほど思っています。
仕事柄、子どもを怒鳴ってしまったとか、手を挙げてしまったとかいう話を時々聞くことがあります。
そういう時、その問題をどう捉えているかというと、この親子は愛着関係を築く時に、子どもの性質と母親の性質のバランスがうまくいかなくて、失調が起きてしまっているんだろうなと捉えます。
バランスが悪いと失調が起きしまうのは、体も心も同じですよね。
ただ、心に関しては、何がどう結びついて問題が起きるのかが非常にわかりづらいです。
発達障害や精神疾患を抱えている親あるいは子どものもとで、愛着の問題が起きるかというとそうとも限らないですし、真面目に子育てをしている家庭であってもどこかで生まれた歪が大きくなり、問題が表面化してくることがあります。
カウンセリングの中では、子どもとどう関わるか迷いながらやっているところを聞いていきますし、憎いと思ってしまうのだとしたら、その気持ちも否定せずに、どんなところにそう感じるのか、どうしてそう感じるのかというところを丁寧に聞いていきます。
憎い気持ちもかわいいと思う気持ちも表裏一体で変わっていくものですから、時間をかけて、その様子を見守っていきます。
母親になった人は、大きな責任感の中でがんばっていると思っていますが、それ故にわからないこと、不安なことに対して一人で抱え込んでしまっていることが多く、それと同時に思い込んでしまうことも多いように思います。
とても重いことなので、家族も友人も、誰にも話しづらいという方は、どうぞ気兼ねなく頼っていただきたいです。